オンラインマーケットで売るなら、販売物は完全オリジナルで

minneやcreema、iichiなど。
オンラインマーケットが随分と普及・定着してきて、実店舗を持って活動しているような作家さんや、趣味の延長線上で販売しようとしている、いわゆるハンドメイド作家さんなどが、自由に同じ市場で自分の作品を展示・販売できるようになってきました。
私自身も一部利用させていただいている身ですし、そのこと自体は活動の幅が広がって喜ばしい!…とは思っているのですが。 続きを読む >>

自分の絵や作品そのものを売る~ヤフオク!

国内最大規模のネットオークション

ヤフオク!は言わずもがな、Yahoo!が運営している国内最大級のネットオークションサイトです。
個々人の不要品から、ショップとして参加している業者の販売品まで、実に様々な物を取り扱っています。
まだ、オンラインマーケットが普及していなかった頃は、プロではない絵描きさんが手描きの絵を売る手段と言えば、個人的にはこういったネットオークションぐらいという認識でした。

出品側は細かい手数料が必要

こちらを出品者として利用するためには、まずYahoo!プレミアム会員費という410円の月額利用料と、出品の際に各種オプションを使うならオプションにかかる手数料、そして、落札されたときには落札価格の5.40%の落札手数料が必要です。
ですので、結構細かく手数料がかかる印象が強いのですが、利用者もオンラインマーケット等に比べれば段違いに多いため、販売の機会も多めです。

が、しかし。
マンガやアニメなどのイラストではない方向性の趣味絵が、頻繁に売れる土壌が形成されているとはお世辞にも言い難く、その上、値を下げてなんぼ的な出品物が多いため、利益を考えて絵を売りたいと考える人には向いていないかも知れません。

Yahoo!プレミアム会員費

出品者としてヤフオク!を利用する場合は、必ず加入が必要です。
これによって出品者の本人確認もなされているようで、こちらへの参加は一貫して必須条件として適用されているようです。

サイト名 ヤフオク!
URL http://auctions.yahoo.co.jp/
会員登録 Yahoo!プレミアム
手数料 Yahoo!プレミアム会員費410円と落札手数料5.40%

自分の絵や作品そのものを売る~Creema(クリーマ)

クリエイターと購入者が繋がる、ソーシャルマーケット

Creema(クリーマ)はminne同様、ハンドメイド、手作り作品を通販・販売しているサイトです。
こちらも多種多様なハンドメイド作品の販売を可能としていて、アクセサリ、服飾雑貨、生活雑貨、アート&写真、ペットグッズ等々、枠に捕らわれることなく様々なジャンルの手作り作品を販売できます。

また、サイトと連動したイベントやデパートなどと連携した実店舗での大型イベント、また、常設店舗での販売参加などにも力を入れているようです。

会員登録は無料

クリエイター側の登録を含め、会員登録は無料です。
その代わりと言っては何ですが、こちらでも作品の売上金額に応じて販売手数料がかかるのですが。
minneと違い、こちらは3ヶ月ごとの確定売上金額に応じて8%~12%(税抜き)の手数料が算定されます。
つまり、高額の物を売り上げることが出来る人やかなりの人気作家でコンスタントに売り上げを重ねることが出来る人などは9.5%や8%の手数料になりますが、基本は12%設定の人が多数派でしょう。

ちなみに、こちらは私も今年の2月から参加し始めましたが幾度か購入いただいているので、オンラインショップとして需要と供給がきちんと確立されているように感じます。

サイト名 Creema(クリーマ)
URL http://www.creema.jp/
会員登録 無料
手数料 作品の販売価格(税抜)の8~12%

自分の絵や作品そのものを売る~BOOTH(ブース:pixiv)

国内最大手のイラスト投稿サイトpixivが運営するオンラインショップ

BOOTH(ブース)はイラスト投稿サイトpixivと連動したネットショップを運営できるサイトです。
とは言え、pixivのIDがないとショップを持てないと言うわけではないらしく、pixivIDを持っている人がそのIDでショップを作成すると、自分をフォローしてくれているユーザーに新着商品の情報を送ることが出来るという仕組みです。

取り扱っている商品はいかにもpixivと連動できるサイトらしく、同人誌やグッズなどを始め書籍や手作りアイテムなどの物販ものと、イラスト、ゲーム、動画などのデジタルものなどです。

会員登録及び販売手数料は実質無料

登録や月額料金は無料、その上作品が販売された際の販売手数料も無料。
ただし、販売時にかかる決済手数料は商品代金・送料の3.6%+10円分必要のようですが、現段階(2014/6/19現在)においては格安の部類に入ると思われます。

ただ、サイト自体がまだ若いことと、サイトそのものの性質として二次創作物以外のアート系作品や写真、雑貨などがどの程度需要のあるサイトなのかに少し疑問が残るところです。

とりあえず、ここのところ絶賛放置中のpixivIDがあるので、その内適当な作品を作って登録から販売の流れをちょっと見てみたいと思います。

サイト名 BOOTH(ブース)
URL https://booth.pm/ja
会員登録 無料
手数料 決済手数料(商品代金・送料の3.6%+10円)

自分の絵や作品そのものを売る~minne(ミンネ)

ハンドメイド作品のオンラインマーケット

minne(ミンネ)はハンドメイド、手作り作品を通販・販売しているサイトです。
ハンドメイド作品という大きな括りが示すとおり、たとえばアクセサリ等の服飾雑貨や時計などの生活雑貨、アート&写真やペットグッズ等々。
様々なジャンルの手作り作品を販売できます。

一昔前までは、仮に登録したところで本当に売れるのかな…?という疑問符がセットになりがちでしたが、インターネット環境がかなり普及してきたためか、ネットに触れるユーザーサイドのネットリテラシーが向上してきたためか、集客力に難のある自前ネットショップで販売するよりも売れる可能性が高いように感じます。

会員登録は無料

クリエイター側の登録を含め、会員登録は無料です。
その代わりと言っては何ですが、作品の売上金額に応じて一律10%(税抜)の販売手数料がかかります。
とは言え、基本的に手数料が必要ない場所というのはあまりありませんので、個人的には比較的手軽に取り組みやすいサイトではないかと思います。

また、どの程度効果が見込めているのかは不明ですがGMOペパボ(旧株式会社 paperboy&co.)が運営しているショッピングモール「カラメル」でも作品登録と同時に販売が開始されるそうですので、場合によってはそちらからの販売ルートが獲得できる可能性もあります。

サイト名 minne
(ミンネ)
URL http://minne.com/
会員登録 無料
手数料 作品の販売価格(税抜)の一律10%

参考記事

手作り雑貨販売やオークション収入でも確定申告は必要