趣味で撮った写真でお金が稼げる?

この手のサービスを宣伝する際のうたい文句で「自分の写真でお金が稼げる」などの文言をよく見かけますが。
実際、手軽にお小遣い程度にでも稼げるかというと、やはり一筋縄ではいかないものでしょう。

たとえば旅行先で撮った写真や、素材として使えそうな撮り方をしている風景や動植物の写真など、ストックフォトとして活用可能なものは十分にあります。

ただそれは、被写体の知名度や撮影者のスキルにも大きく左右される場合が多いため、なんでもかんでも登録すれば簡単に稼げるといったたぐいのものではありません。
しかし稼げる可能性も十分にあります。

副収入の手段として魅力を感じられそうな人のタイプ

ストックフォトサイトで普通に趣味写真を登録しても販売に繋がることは難しいとはいえ、膨大な量をとにかく登録しまくればその内にでも売れ始めるという話は良く聞きます。

素直に考えて、ストックが増えれば増えるほど検索に引っかかりやすくなるわけですから売れるチャンスも出てくるのも道理ですが、そのために数千数万単位でストックを増やすというのはとても大変な作業です。
実際、自分の写真が売れるかも!と期待を寄せてストックフォトサイトに登録し、十数枚から数十枚登録したところで諦めて止めてしまう人は多いようです。

ではどういう人がストックフォトの活動を続けられるのか、大半が主観ですが私なりにピックアップしてみました。

まずは当然、現在売れているもしくは売るスキルを持っている人
元々プロでカメラマンをしている人や相応のスキルを持っている人は見せ方も売り方も熟知しているでしょうし、閲覧者の目にも止まりやすいでしょう。

ストックに一定の方向性がある人
特にイラストのストックを持っている人に多いと思うのですが、雑食でいろいろなものを販売するより、自分なりにルールを決めてたとえば人物イラストを極めるとか、食品イラストを極めるなどといった方向性を持たせることで、リピーターや複数買いをされやすいようです。

素材の需要をある程度読める人
何も考えず写真を撮る人よりは、ウェブに使われるのかそれとも印刷に使われるのか、印刷であればどういった素材として使われるのかなどなど。
ニーズを考えた上で素材を撮影&作成することが出来る人は売れ始めるのも早いように感じます。

こつこつととにかくたくさんの量を登録できる人
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる戦法で、とにかくひたすら申請&登録作業を続けられる人は先にも述べたとおり、いつかは売れ始める…らしいです。
真偽の程は試したことがないため定かではないですが、それだけの量をこなせるのであれば十分適正があるように思えます。

売れなくてもスキルアップを目的としている人
イラスト作成や写真撮影のスキルアップになって、ついでに売れたらいいなと思いつつ参加している人もそれなりにいると思います。
という書き出しでお分かりでしょうが、私自身がどちらかと言えばこのスタンスです。
もちろん売れるものなら売れてほしいけど、未だ登録済みのストックが多いところで200弱…。
こつこつ続けるというスキルをなにより身につけたいものです。

…と、ちょっと最後のくだりが横道にそれましたが。
何より長くストックフォト活動を続けられて、その上でここに挙げたようなスタンスの人であれば、副収入の手段の一つとして魅力的なものになる可能性は多分にあると思っています。