ランサーズが新しく始めるらしいランサーズストアとは

4月の中頃から始めるらしい、ランサーズストアなる新しい試み。
その準備段階として、現在、2,000件までは報酬有りでスキルの出品を募っているようです。

これ、いつだったかPRメールが届いていたような気がしますが、特に読まずに削除してしまった気が…。
とはいえ、先ほど久しぶりにマイページを見てみたら関連のナビゲーションが出来ていたので一応チェックしてみました。

自分が24時間以内に出来る作業を出品するシステム

これまでの流れとして、ランサーズ内で仕事が成立するためには、クライアントから提示された仕事を、何らかの形でランサーが獲得するという、たとえ別のクラウドソーシングサイトであっても一貫した流れで仕事が進められていましたが。

このランサーズストアでは、ランサーが自分が得意とする仕事を出品という形で提示しておき、その提案をみたクライアントが、自分の希望に合った提案に注文を入れることで仕事が成立する、まあ、従来の形とは逆の流れで進められる仕事のようです。

考えられるメリットとデメリット

メリットとしては、
・短時間で仕事が完了する
・自分の得意なことが仕事になる
・言い値で仕事が出来る
この辺りが大きそうです。

逆にデメリットとしては、
・原則として24時間以内の納品
・安易な価格競争
この辺りかなと言う感じで、いずれもメリットでもありデメリットでもある形ですね。

本当に24時間以内に終えられる?

基本、短時間で仕事を終えられる状況は大歓迎なのですが、それはあくまでも、先方とのやりとりがない状態での話じゃないかと。

たとえばランサーズが出品例と出しているような似顔絵だの名刺だのLINEスタンプだのと言った、作業を進めるために先方の意向が必要な案件の場合。
話がまとまらない、そもそも連絡がつかないなど自分の作業能力が原因ではないことで、24時間を越えても納品出来ない状況に陥ってトラブルに発展してしまったらどうするのかなあと言うのが素朴な疑問。

ちなみに、自分の能力不足で24時間超えてしまった場合は、いろんな意味で認識が甘いだけで、デメリットではなくただただ論外なだけですので気をつけましょう。

今以上に価格設定が崩壊する可能性

とっくの昔にプロジェクトなどで散見されている現象なので、今さら感はありますが。
こちらのシステムでも目立つために、受注したいがために、作業に見合わない価格設定で勝負しようとする出品が少なからず出てくるのだろうなと。
よほど実力があって言い値でも受注できるような人じゃない限り、安値の受注争いに終始するだけかもしれません。

結局のところ、いつも通りにランサーサイドに優しいシステムではないと思われますが。
ビジネスチャンスに昇華できる人や、自己アピールや経歴作りをしたい人にはいいの…かも?