在宅ワーク初心者の頃にはウェブ制作のスキルがなかったことは、すでに「初めての仕事は文字入力」でお話ししたとおり。
とはいえ当時、どうしてもウェブの仕事に携わってみたかったので、まずは基本を身につけることから始めました。
ホームページ作成ソフトを使うか、HTMLタグを覚えるか
まず基本を身につけようと思い立った段階で自分が撮る選択肢はふたつありました。
ひとつはホームページ作成ソフトの使い方を覚えてサイトを作ることと、もうひとつはサイトを構成するための基本中の基本であるHTMLタグを覚えることです。
当時の作成ソフトと言えばホームページビルダーがポピュラーでしたが、このころのソフトは仕事で使うにはとても使えたものではないという話を漏れ聞いていたため、私はHTMLタグを覚えて一から作っていく方法を選びました。
結果としてこのときのこの選択は正しかったと認識しています。
実際に仕事を請けるようになったとき、作業の必要条件としてDreamweaverを使う機会があったのですが、細かい修正などは直接タグをいじって対応してましたので。
HTMLリファレンスをほぼ丸暗記
今ではHTMLタグを勉強しようと思えばネットにいくらでも入門サイトが充実していますが、当時はまだそこまでネットが便利なものではなく、勉強するからには参考書ぐらい必要かなとHTMLタグのリファレンス本を一冊購入。
多分、今でも普通に売っていると思いますが、A5サイズで厚さが3cmぐらいの本です。
その本とwindowsに付属しているメモ帳を使って、1ページ目からひたすら例文を直打ちで入れ込んでブラウザ表示。
どういう動作をするのかがきちんと確認できたら次に進んで、とりあえずタグのページの最後まで同じことを繰り返しました。
この作業を一通り終える頃には期待していたとおり、基本となるタグの知識がある程度頭の中にたたき込まれていて、簡単なページならサンプルがなくても作成できるようになっていたので個人的には大成功。
基本をある程度押さえたところで次の段階に進んだのですが、この話はまた次の機会に。